ライスワークとワイフワーク
4~5年前に施設管理系の仕事をしていた頃に受講した省エネ研修で女性講師の言った「ライスワーク」という言葉を思い出しました。
ライフワークをもじった表現だが、なかなか味わいのある言葉だと感心しました。
ライスワークとは文字通り「生きるため、食べるために働くこと」。
それに対してライフワークは生きがいそのものだと言えます。
もしライスワークとライフワークが一緒であれば一番幸せです。
好きなこと、生きがいを感じることに打ち込んで、それでいて「飯が食える」から・・・。
でもそれはその分野のプロとして秀でた才能を持ったほんの一部の人であるのが現実です。
次に幸せな人は、ライフワークの夢を早々と持ち、その実現に向かって、あるいは準備のため、今のライスワークを頑張れる人だと思います。
大半の人は自分のライフワークが良く分からないまま、日々のライスワークに追われているため・・・。
しかし、ライスワークは大切です。
勿論「食べるため」もありますが、仕事で色々経験を積んで初めて自分の能力(のなさも含めて)を自覚し、その経験を生かして本当の自己実現と社会へのお役立ちが出来る自分の姿をイメージできるようになります。
つまり、ライスワークはライフワークへの重要なステップ。
ライスワークには知識が必要で、それは学校や日々の生活で学ぶことが出来ますが、ライフワークには成功も失敗も含めて経験が役立っています。
その経験はライスワークを通じて得られます。
本当に幸せな人は、どんなライスワークに就いたかで決まるのではなく、色々な経験を経て本当にチャレンジしたいライフワークを見出し、それを実践し得ることが出来た人々ではないか、と思っています。
ライスワークもライフワークも共に人生においては大切なもの。
でも、共に簡単なものではないことを改めて噛み締めています。